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「ふて寝に晴天、平常の炸裂。」田中秀介展

開催期間2017年3月31日(金)~2017年4月16日(日)
休館月曜休廊
時間11:00〜19:00 金曜20:00まで
会場Gallery PARC
ホームページhttp://www.galleryparc.com/exhibition/exhibition_2017/2017_03_31_tanaka.html
住所京都府京都市中京区三条通御幸町弁慶石町48 三条ありもとビル [グランマーブル]2階
お問い合わせ先E-mail info@galleryparc.com  Tel. 075-231-0706
フライヤー画像
《 イニシアチブ 》 2017 90×70cm 木製パネルにキャンバス・油彩
《 いつまで体面 》 2017 145×106.5cm 木製パネルにキャンバス・油彩
《 一刻の主役 》 2017 97×130cm 木製パネルにキャンバス・油彩
【出展作家】
田中秀介 Shusuke TANAKA

【会 期】
2017年3月31日[金] ─ 4月16日[日] 11:00~19:00
月曜日休廊・金曜日20:00まで

【関連イベント】
アーティスト・トーク(聞き手:武本彩子[Gallery PARC])
4月15日[土]17:00~18:00・参加無料・予約不要

【料 金】
入場無料


【展覧会概要】
Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2017年3月31日[金]から4月16日[日]まで、田中秀介による個展「 ふて寝に晴天、平常の炸裂。 」を開催いたします。2015年に開催した公募「Gallery PARC Art Competition 2015」の選考作家として開催した展覧会『私はここにいて、あなたは何処かにいます。』以来、ギャラリー・パルクでは2年ぶり2回目の個展となります。

田中秀介(たなか・しゅうすけ/1986年・和歌山生まれ)は、2009年大阪芸術大学美術学科油画コースを卒業後、大阪・京都などで個展やグループ展を重ね、2016年トーキョーワンダーサイト渋谷にて個展『円転の節』を開催。2014年「シェル美術賞」・「トーキョーワンダーウォール2014」・「FACE2015 損保ジャパン日本興亜美術賞」入選、2015年「 Tokyo wonder seeds 2015」入選、2016年の「トーキョーワンダーウォール2016」ではトーキョーワンダーウォール賞を受賞するなど、その評価は着実に高まっています。

くたびれたスーツの男がトラックの荷台に肘をつく《空っぽの突っぱり》。日中の道路工事現場の作業風景《道作り》。夜半にダウンを着込んだ女性が自転車に乗る《インフラストラクチャー》。あるいは、壁に貼り付けられたビニール袋、闇夜の電柱、電球とデコポン。

絵を描くにあたり田中は、身の回りにあるこうした他愛のない事物を材にします。しかし、絵に描く理由が特に無さそうな、この「ありふれた風景の絵」を目にするうち、鑑賞者はどこか言い知れぬ違和感を覚えはじめます。そして、その違和感の理由を求めて画面に目を凝らした時、そこに絵画上の様々な要素(明快な色彩と細やかな色調、面描と線描、刷毛目に任せた大きなストロークや筆先によって与えられた緻密なテクスチャ、西洋・東洋の描画テクニックの拝借など)を発見することができます。

また、ともすれば画面上に矛盾や破綻を生じさせるかもしれないこうした要素が、絵として「ありふれた風景」を成り立たせていることは、それらが田中によって入念に選択され、調整されたものであることを感じさせます。
では、そこにあるはずの田中の意図を知ろうと、それぞれの事物の意味や関係性を目と想像で追いかける時、目の前にはやはり「ありふれた風景の絵」しか存在しない。そしていつまでも残る(少しだけ更新された)違和感。

田中の作品は、その主題・意味・目的・技法などにおいて「絵であること」の理由(正しさ)を不在にしたまま、「絵であること」の切実さを強く感じさせます。言い換えるなら田中は、「絵が絵以外の何かになることを周到に抑制する」かのように絵を仕立てていると言えます。そして、そのことが鑑賞者に認識の検証と更新、記憶や想像による物語の想起と放棄、主観の投影などを求め続け、決して腑に落ちることのない鑑賞を促し続けるのではないでしょうか。

新作となる絵画およそ10点を中心に構成される本展において、その作品の魅力(違和感)を存分にお楽しみいただくとともに、私たちの暮らしの中に溢れる「当たり前さ」への認識を疑い、更新し、時に戯れることを促す機会となれば幸いです。

なお、4月15日[土]17:00~18:00には、会場にて田中秀介によるアーティスト・トークを開催いたします。本展と合わせて、田中の作品や制作への眼差しをうかがい知る機会となるのではないでしょうか。

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