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寺田鵬弘 個展 「ちょっと手を抜く。」

開催期間2017年8月25日(金)~2017年9月3日(日)
休館8/29(火)
時間13:00〜20:00(最終日17:00まで)
会場gallery to plus
ホームページhttp://gallery.to-plus.jp/tomohiro_terada/
住所東京都目黒区自由が丘1-12-4 B1F
お問い合わせ先info@to-plus.jp
寺田鵬弘個展「ちょっと手を抜く。」開催にあたり

 「格差」という言葉がマイナスイメージとともに巷間喧しく流布する様になって久しい。
 しかし、半世紀あまり生きてきた身からすると、物心ついた頃から「格差」は身の回りに溢れていて、ごく日常に横たわっているものであった。
 ただ、その頃の大人達は、「格差」を無くすこと、縮めることに一所懸命であった様に記憶している。日常に横たわる彼我の格差を縮めることを、仕事の、教育の、男女の、経済の、技術の、もちろん貧富の格差さえも縮めることを、生きる動機としていた。
 そんな中で大人になってきた我々は、それを疑うこと無く、がむしゃらに働くことが、生きる上での正しい道筋だと信じていた。

「大人になること」、それは「世の中の仕組みを理解すること」だと、若者に説いている自分がいる。その「大人達」でさえ、近頃まるで「世の中の仕組み」が分からなくなっているというのに。

 そんな良く分からない日常を過ごしているとき、「彼」に出会った。まぁ、今時の若者以外の何者でも無かった。そして作品を観た。キャプションには「仕事は後回しにしてお茶でも飲みましょう。」と丸文字の直筆で書かれていた。「何を言ってるんだ若僧め!」と思わず口にしていた。

 その後、何度か話し、酒を酌み交わし、時間を重ねる内に、いつしか年の差を(実際の年齢差ほど)感じなくなってきていることに驚いた。そしてどんどん「彼」に興味が増していった。「仕事は後回しにしてお茶でも飲みましょう。」というメッセージは、一体誰に向けられているのか?「世の中の仕組みを理解している」はずの「大人達」だとばかり思っていたのが、そうで無いことに気付かされ、言葉を失った。単なる若者の大人に対する反骨メッセージでは無かったのだ。

 これ以降、「彼」の作品を観る視点が、170度くらいは、変わってしまった。

今回の展示は、日を改めて、2度観て頂きたい。1度目は、作品そのものを存分に堪能して頂く。2度目は、「彼」からのメッセージの意味を、そして誰に向けたものなのかを、是非探って頂きたい。「彼」には欺かれない様に、お気を付けて。


アートマネジメントオフィス アホイ!
代表 塚田 信郎、あずき

※本展は、アートマネジメントオフィス Ahoy!のディレクションのもと、gallery to plusとの協働により開催されます。

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