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フジイフランソワ展「世見かえり」

開催期間2017年12月16日(土)~2018年1月3日(水)
休館会期中無休
時間13:00 - 20:00
会場L gallery
ホームページhttp://l-gallery.jp/
住所愛知県名古屋市名東区本郷1-43 The Apartment LiF F-1
お問い合わせ先052-774-5599
柳にかえる 130×90cm / 2017
世見かえり名鳥 45×27cm / 2017
九十九みかん 18×14cm / 2017
うさかぼす 16×10cm / 2017
 山の中で人知れず、とても美しく咲く花がある。もっと誰かに見てほしいと思っているのだろうか。「きっと、花はあるべき姿で咲いているだけ。純粋にそれを美しいと感じたい」とフランソワ。

 家紋を突き破りユーモラスな動きを見せる鼠、雅楽を演奏する九十九神、顔がすげ替えられた猫や鳥、鹿に化身した豊穣を司るオオゲツヒメノカミ…貴賎や年月、大小に関わらず何が偉い訳ではなく上下もない。人も精霊も目に見えぬものも、植物も物質もただ等しくそこに存在する。

 骸骨を描いている時、白い花のように感じた。普段は隠されているが、自分も含め誰もが持っているもの。そのものへの愛おしさ。決して怖がらせようとして描いているのではない。その骸骨を描いた作品のタイトルに「世見かえり」とある。もちろん蘇りでもあるのだが、世を見て帰っていくのか、世を見に帰ってきたのか。ふと、死とは世を見てやがて帰る場所なのかもしれないな、と思い立つ。

 いつしか何もかも滅びる。しかし、それは本当に「終わり」なのだろうか?いや、身体は容れ物でしかない。見えるものと、見えないものとの両方が揃ってわたしたちは生きている。そう考えると、死とは見えている部分が消失しただけともいえる。
 たとえ曇天だとしても、その雲の向こうには変わらず月も星も存在し、瞬き輝いている。闇を解けば魑魅魍魎も神もまた、すぐ傍に存るのだろう。


■アクセス■
地下鉄東山線本郷駅下車、2番出口(北方面バスターミナル側)より徒歩7分。
エントランスの呼出しボタンF-1を押してお知らせください。
お車でお越しの方は、建物南の駐車スペース N にお停めください。

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