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日本 - イスラエル AIR プロジェクト Yamakiwa / WAITINGROOM ペレグ=ディション『What makes things fly』

開催期間2018年12月1日(土)~2018年12月23日(日)
休館月曜・火曜・祝日 *最終日の12月23日(日)は祝日ですが、特別にオープンいたします
時間水〜土曜 12-19時、日曜 12-17時
会場WAITINGROOM
ホームページhttp://waitingroom.jp/japanese/exhibitions/upcoming.html
住所東京都文京区水道2-14-2長島ビル1F
お問い合わせ先info@waitingroom.jp
制作予定の凧のプランドローイング
制作予定の凧のイメージ
ボリス・シャッツの肖像画
ユダヤの切り絵の参考画像
このたび、Art Hotel やまきわ美術館(十日町・新潟)とWAITINGROOM(東京)の主催、イスラエル大使館の共催で、「日本 - イスラエル AIR プロジェクト Yamakiwa / WAITINGROOM」の成果発表の展覧会・ペレグ=ディション『What makes things fly』が、2018年12月1日(土)から23日(日)まで東京のWAITINGROOMにて開催されます。同展覧会は、99名のイスラエル人アーティストの応募者の中から選ばれたペレグ=ディション(Peleg Dishon/1979年生)が、10月27日から11月27日までの1ヶ月間新潟の十日町市に滞在し、現地の環境や人々とコミュニケーションをとりながら制作した作品を、東京のギャラリーWAITINGROOMにて発表する企画です。ディションの来日は、今回が初めてです。

ディションは、今までの自身の制作の中で「紙」を非常に重要な素材として使用してきました。それは、伝統的なユダヤの切り絵文化に多くの影響を受けていると同時に、日本のクラフトの歴史や和紙という素材など、自身の制作が日本の文化にも大きな関わりを持っていると感じ、今回のプログラムに応募してきました。そこで、イスラエルと日本の両国にアプローチするテーマとして、1903年にイスラエル初の国立美術学校であるベツァルエル美術デザイン学院を設立した、ボリス・シャッツ(1866-1932)によって執筆された書籍『Jerusalem rebuilt: A Daydream(1918)』を起点に、切り絵で凧を制作するという案を考えました。シャッツの本の中では、100年後のエルサレム(つまりは執筆されてから100年後にあたるのは現在の2018年)の様子が描かれており、そこには平和主義の近未来的ユートピアの世界観が随所にあふれていました。またシャッツは、このユートピアのモデルとして日本を挙げており、彼が提唱する再建されたエルサレムに、日本の伝統的文化や社会、経済システムを取り入れたいと書かれていました。

しかし現実の2018年は、2017年12月にアメリカのトランプ政権がエルサレムをイスラエルの首都と認め、大使館をテルアビブからエルサレムへ移すと発表したことにより、パレスチナ・ガザ地区のイスラエルとの境界付近では抗争が激化しています。実際に大使館をエルサレムに移転した2018年5月には多くの抗議デモが繰り返され、火炎瓶が取り付けられた数十の凧がパレスチナからイスラエル領に放たれ、何軒かのぼや騒ぎが起こるなどの事件が多発しました。自由と希望の象徴であるはずの凧が武器に変わってしまったこの事件は、ディションがまさに今回のプロジェクトのプロポーザルを書いている最中に起こりました。

初めて降り立つ日本の地で、イスラエルと日本の両国にアプローチするモチーフとして凧を制作することにより、ディションがタイトルに込めた想い「What makes things fly(何が物事を空へ飛ばすことができるのか?)」がどのように表現されるのでしょうか。



作家・ペレグ=ディションについて
Peleg Dishon ペレグ=ディション(1979年生まれ)は、イスラエルのテルアビブを拠点に活動するアーティストです。2009年に優秀生としてHaMidrasha School of Art, Beit Berl Collegeを卒業。ディションの作品コンセプトの中心にあるのは、素材と光の関係性です。紙ベースの作品であれ、写真であれ、インスタレーション作品であれ、ディションの作品は、常に本人のモデルやマッピング、動きの構造に対する興味から制作されています。そして彼の多くの作品の中で、紙という素材が創造上の主役として登場します。シンプルで平坦で自然な素材である紙が、立体的な紙の切り絵作品からほとんど透明なスクリーンまで、様々な形態へと変換されます。ディションはそれぞれの異なる世界観を、労働集約型な手作業から最新のテクノロジー、プロジェクションや写真など、様々な手法を用いて作り上げます。

ディションは、イスラエル国内外の様々な個展やグループ展に参加してきました。近年の主な展覧会に、2014年のCircle 1 Gallery(ベルリン)での個展、2012年のPetach Tiqva Art Museum(イスラエル)での個展が挙げられます。また彼の作品は、Israel Museum Collection(エルサレム)、SIP Collection - Shpilman Institute for photography(テル・アヴィヴ)、Bank Ha'poalim Collection(テル・アヴィヴ)、Petch Tikva Museum Collection, START Collection - Serge Tiroche(ヤッファ)など、多くのパブリックおよび個人コレクションに収蔵されています。




人々の想像力が物語を形作り、凧を空に飛ばす。

「KITE(凧)」はヘブライ語では、現実から切り離され空にふわふわと浮かぶ人の隠喩として使用されるとのことです。ディションは、先述のボリス・シャッツが、彼自身が夢見る100年後(つまりは現在)の理想のエルサレムの上でふわふわと浮かんでいる様子を想像しました。まるで空飛ぶ絨毯の上で。空飛ぶ絨毯の神話の起源を調べると、それはエルサレムとそこに建設された最初の寺院が関わっていることがわかりました。その物語の中で、何が絨毯を空に飛ばすのか、それは絨毯の「色」だと人々は言ったそうです。所変わって、新潟の白根(2005年3月に新潟市の合併により地名は消滅)で毎年開催されている『白根大凧合戦』は、「江戸時代の中頃、中ノ口川の堤防改修工事の完成祝いに、白根側の人が凧を揚げたところ、対岸の西白根側に凧が落ち、田畑を荒らしたことに腹を立てた西白根側の人が、対抗して凧を白根側にたたきつけた」ことが起源とされています。川を挟んでそれぞれの川岸から2つのグループが大凧を揚げ、どちらが先にどちらの凧を川に落とすことができるか争う催し物です。川に落ちた凧は飛ぶことができなくなるだけでなく、川の水に洗われて色を失ってしまうのだとディションは言います。二つの物語を並べてみると、「何が物事を空へ飛ばすことができるのか?」という問いに対して、それは「色」だと答えることができると同時に、実際には私たちの「想像力」とそれが紡ぎ出す「物語」であるとディションは提唱します。

新潟での滞在制作中に、偶然地域住民の方から手に入れることができた100年前の和紙を使用し、ディション自身の制作のルーツでもある伝統的なユダヤの切り絵手法と、日本の伝統的な切り絵手法を用いて、元は手で作られていたという凧をイスラエル人アーティストであるディションの手で制作することを通じて、100年前に現在を想像したボリス・シャッツのユートピアの世界観を、現実に立ち上がらせることを試みます。それは現在のイスラエル・パレスチナ間で起こっている抗争のような過酷な現実に対して、想像力と物語のもつ力は弱く見えるけれど確かなものであるという希望を表現しているようです。

メインの大型の凧に加え、水彩で描かれたイメージが乾くと消えるという中国の特別な布を使用して小さな凧を10体ほど制作し、全体を一つのインスタレーションとして展示します。小さい凧は新潟のやまきわ美術館のワークショップで地域の人たちと共同制作します。展示中は観客は小さな凧にそれぞれ好きな絵柄を描くことができ、それが乾くと消えてしまうことによって、私たちの「想像力」が描かれた絵柄を空に飛ばすという現象を表現します。


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Japan - Israel AIR PROJECT, Yamakiwa / WAITINGROOM
Peleg Dishon Solo Exhibition, What makes things fly
Duration: Dec. 1st, Sat. - Dec. 23rd, Sun., 2018
Opening Reception : Dec. 1st, Sat. 6:00pm-8:00pm
Artist Talk : Dec. 1st, Sat. 7:00pm-
Gallery Hours: Wed.-Sat. 12-7pm Sun. 12-5pm *Dec.23rd will be open even if it’s the National Holiday in Japan.
Closed: Mon., Tue., and National Holidays
Venue: WAITINGROOM (Nagashima Bldg. 1F, 2-14-2 Suido, Bunkyo-Ku, Tokyo 112-0005)
Hosted by : Yamakiwa Art Hotel, WAITINGROOM
Cooperation/Support : Embassy of Israel in Japan



Yamakiwa Art Hotel (Tokamachi, Niigata), WAITINGROOM (Tokyo), and Embassy of Israel would like to announce an exhibition by Peleg Dishon (b.1979), What makes things fly, through December 1st to the 23rd, as a result presentation exhibition of an artist in residency program, “Japan - Israel AIR Project Yamakiwa / WAITINGROOM”. The Israeli artist, Dishon, was selected from the 99 applications of the open call and are staying at the residency in Tokamachi, NIigata, for a month through October 27th to November 27th. This exhibition at WAITINGROOM (Tokyo) will consist of the works he creates during his stay in Niigata, being inspired by the environment and communicating with people there. This is Dishon’s first visit to Japan.

Dishon uses paper as core material in his artwork over the years. He is influenced by the culture of traditional Jewish paper cutouts, meanwhile, he also finds a linkage between his work materials and artistic methods to Japanese crafts even if he has never been in Japan. This was the motivation for him to apply for this program. Therefore, he refers the book, “Jerusalem rebuilt: A Daydream” written in 1918 by Boris Schatz (1866-1932), the founder of Bezalel (the first academy for fine art in the Land of Israel in the 20th century), and proposes to create a kite by paper cutouts, as the motif that can approach both to Israel and Japan. In the book by Schatz, he describes Jerusalem one hundred years later in 2018 - our present time. Jerusalem rebuilt is a futuristic, Zionist utopia - a socialist, peace loving society that uses fine art to build the nation. Schatz proposes Japan, which he perceived as a nation basing its foreign trade on exporting fine art, as a model for his Utopian society. In his vision, the Zionist state will base its economic system on exporting fine art made by artists from Bezalel.

However, we are now in the midst of 2018, and Jerusalem is at the center of the Israeli-Palestinian conflict, with the transfer of the US Embassy to the city and the 70th anniversary celebrations for the establishment of the State of Israel. As part of the violent clashes, kites, a symbol of freedom and hope become weapon, as Burning kites from Gaza sparks fire in Israel. This happened while Dishon was actually writing the proposal for this program.

In What makes things fly, Dishon is building a traditional Edo kite combining both traditional Japanese and Jewish motif and addresses the story of Jerusalem rebuilt as bringing those two cultures together.
主催:Aesthetics study/ グリーンライト(Green Light)
2018/12/18~2018/12/22

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安蒜政男 展
2018/12/17~2018/12/23
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