トップ > 「  うつす、 うつる、:中尾美園 展」
  

「  うつす、 うつる、:中尾美園 展」

開催期間2018年12月21日(金)~2019年1月13日(日)
休館月曜日および12月30日[日]─ 1月4日[金]は休廊。

時間11:00ー19:00 *金曜日のみ20:00まで
会場Gallery PARC
ホームページhttp://www.galleryparc.com/exhibition/exhibition_2018/2018_12_21_nakaomien.html
住所京都府京都市中京区烏帽子屋町502 3Fオフィス 〓室町・六角北東角 室町通側入り口より2F / 3F / 4F〓
お問い合わせ先E-mail info@galleryparc.com  Tel. 075-231-0706
DM画像
「花嫁のみらい」 巻子(紙本着色)、額装(紙本着色)、展示ケース、アートソーブ、解説パネル 2016
「遠い未来 近い将来」 巻子(紙本着色)、桐箱、ブラックライト、色見本(紙本着色) 2016
 Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2018年12月21日(金)から2019年1月13日(日)まで、中尾美園による個展「 うつす、 うつる、 」を開催いたします。
 
 2006年に京都市立芸術大学大学院美術研究科保存修復専攻修了した中尾美園(なかお・みえん/大阪生まれ)は、仏画や水墨画の絵師としての活動とともに、日本画における写生・模写の技術をベースとした作品により、2008年の「京展」や2013年の「シェル美術賞」への入選、2015年の公募企画 「Gallery PARC Art Competition 2015」でのプラン採択による展覧会『図譜』の開催をはじめ、「飛鳥アートヴィレッジ」(2015年)や「Assembridege NAGOYA 2016 現代美術展『パノラマ庭園 −動的生態系にしるす−』(2016年)などへの参加、2018年には「紅白のハギレ」(ギャラリー揺/京都)、「あすの不在に備えて」(元崇仁小学校/京都)の個展を開催するなど、精力的に活動しています。
 
 中尾は日本画における写生・臨画(模写)を「うつし=残す=記録」の側面で捉え、「絵」をより長い時間を超えて未来に残る可能性を有した柔軟で強度を備えた媒体・行為であるとして、その視点をこれまで様々な作品へと展開させています。
 
 これまで中尾は、自宅近くの水路に流れてくる落ち葉、祖母の嫁入り箪笥に残された小物や着物の柄、今は空き家となった家屋や閉店した喫茶店に残る品々などを丹念な模写によって記録し、絵巻に仕立てています。それは「日々」の中で消失していく「モノ」と「記憶」をうつした「記録」であり、「絵」はそのための方法でもあります。また、中尾は過去をより遠い未来に「残す」ための媒体としてもまた「絵」であることを選択しています。紙や布に描かれた「絵」は、そこに広げるだけで誰もがアクセス可能な媒体であり、現在のデジタルデータのように機器や形式に依存しない、独立した媒体であるといえます。また、特に日本画は和紙や絵具、道具や技法にいたるまで、保存・補修の技術体系が確立しており、長い時間を超えて現在に残る作品の数々が、それを実証しているといえます。
 
 本展はこれまで同様に、中尾の身辺の記憶を「うつし」た絵画をもとに構成されます。同時に「うつし」が単な複写(コピー)ではなく、「うつる」ことで生じた新たな「生」が、やがてオリジナルへと転じていく様相をも見つめることで、行為としての「うつす」について言及する内容ともなります。その手掛かりとして、本展では「しめ縄」をひとつの定点としています。日本の神道との関係が深く、その歴史も古いしめ縄を、一人の女性(中尾の大叔母)の人生の中の重要な位置を占める生業として見つめ、「しめ縄つくり」(行為)とその技の「うつし」に焦点をおいて構成されます。
 
 絵が、記憶が、技術が『うつす、うつる』ということ。またそれが点と点の関係を超えて、広く・永くに「うつす、うつる、」と連続していくこと。
 
 しめ縄の飾られる年末からお正月の時期、一部展示替えを含む2期構成による本展で、絵画・映像・写真などによって諦観いただけるのではないでしょうか。

トップへ
ニックネーム  
<コメント投稿に関する注意事項>
※投稿は、お客様の自己の責任において行うものとし、当社は、当該サービスを利用したことにより生じた損害に関する一切について何らの責任も負わないものとします。
※下記に該当・類似する投稿が発見された場合、予告無く、本サイト上から削除する場合があります。
 ・公序良俗に反するもの
 ・個人的な売買・譲渡を持ちかける内容、宣伝行為と判断したもの
 ・アートジェーンの管理運営を妨げる等、当社が不適切と判断したもの
Copyright 2019 Artefactory Inc. Allrights reserved.