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フォトラテラス展覧会 「缶に入ったヨーロッパ」

開催期間2019年2月1日(金)~2019年2月9日(土)
会場インスティトゥト・セルバンテス東京
ホームページhttps://fotolateras.peatix.com/view
住所東京都千代田区六番町2-9
お問い合わせ先E-mail prentok@cervantes.es  Tel. 0352101800
Fotolateras
ロラ・バルシア・アルバカルとマリネラ・フォルカデル・ブレバによるスペインの写真家ユニット、フォトラテラスが、日本初となる写真展『缶に入ったヨーロッパ』を開催。同ユニットは、鉄の缶をもとに作ったピンホールカメラを使用して写真を撮影という手法を特徴とします。今回の写真展では題名の通り、缶で作られたカメラが捉えたヨーロッパの街の風景を鑑賞することができますが、これらの写真は彼女らにとって、「常に動き止まないヨーロッパ」を反映するものでもあります。撮影場所を歩く人々の足取りが速く写真に写らないため、どれほど混みあった場所でも写真に写るのは誰もいない、空っぽの空間であるという仕組みです。また、今回の来日を機にこの手法の秘密を共有するためのワークショップも開き、40人を超える受講者が自分自身で作ったカメラを使用してオリジナルの写真を撮影するというプログラムも用意されています。同写真展は、駐日欧州連合代表部およびイベリアの協力のもと行われます。

このユニークな手法は、黒く塗った鉄の缶をカメラ・オブスクラにして写真を撮影するという、カメラの原型でもある発想に基づきます。その缶の中に感光紙を挿入し、小さな針穴(ピンホール)を開けることで、ゆっくりと時間をかけて自然な光を取り入れます。二人はこのプロセスについて、写真を「料理する」という表現を用いますが、これは、彼女たちが使用するカメラにはレンズもシャッターもないため、「焦げたり、生っぽくなったり」しないよう、自然な光を取り入れる時間を程よく調節をする必要があるためです。

今回のプロジェクトのため、ベルリンやリスボン、パレルモ、サンティアゴ・デ・コンポステラをはじめとする数々の街をピンホール写真に収めるべく、二人は45台ものピンホールカメラを持参して各地を回りました。また、カメラのほかには日々撮影した写真の仕上がりを確認するために必要な機器も持参しており、一日の終わりに写真を現像するための「制作所」としてホテルの浴室を使用するそうです。その結果として、それぞれの街が誇る独特の雰囲気が描写された写真が生み出されました。

缶で作ったピンホールカメラが写真撮影に必要な光を取り込むには、最低でも20秒間、光の条件によっては何時間もの時間を要するとのこと。これは、最速1/8000秒のシャッタースピードをもつ現代のカメラと比べると、非常に長い時間です。したがって、撮影現場は人であふれかえっているにもかかわらず、カメラはその姿を捉えることができません。このような原理により、「缶に入ったヨーロッパ」の作品では、同時に空っぽのヨーロッパの風景を楽しむことができるのです。

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